職場への不満から介護職が考える二つの決断

職場に対する不満を抱いてどうしようもなくなったときに、介護職が大きな決断をして解決を図ることがあります。大まかには二通りの方法が選ばれていて、状況に応じて適切な方を選んでいます。

一つは異動を希望して別の現場で働く方法であり、大手の介護施設で働いている介護職が選んでいる例が多いのです。不満点が職場までの距離の遠さであったときにはまず希望することが多い方法です。また、職場で人間関係に悩んだ場合にも異動を希望すると、上層部からの配慮が得られる場合もあり、その際は望み通りの職場を選べる傾向が強いのです。異動を選ぶと勤続年数に違いが生じないため、給与水準も高いまま維持しやすく、年金や退職金についてもそのまま増やしていけるメリットがあります。大手でないとあまり異動先の候補がなくて選択しにくいのは確かですが、不満に悩んだときにはまず考えてみると良い方法でしょう。

もう一つの選択肢として例が多いのが転職です。そもそも職場の制度や方針が原因で不満が募っているときには、勤務先を変えなければ解決が難しいでしょう。そのため、今までとは全く異なる待遇を与えてくれる職場を探して転職する方法が選ばれているのです。仕事内容や給与、福利厚生などの不満に幅広く対応できることに加え、介護業界では人材不足の影響により求人も多いことから決断しやすくなっています。エージェントサービスも広まっているため、転職経験のない人でも不満に苛まれたときには比較的容易に理想の職場を見つけやすいのが現状です。